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000.about
2022年01月01日


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わたしたちはアインシュタインズです。

アルベルト志村:MF 先発出場2試合、途中出場17試合、2アシスト
komachi:FW 先発出場30試合、途中出場2試合、11得点、4アシスト

2010年4月23日、相対性理論っぽい曲を打ち込みでやったら面白いんじゃないか
という安易な思い付きでできたお遊びユニットです。

現在「理論っぽい音楽」は止めて、気分の赴くままに曲を制作しています。


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095. (2020年の)作曲のお知らせ。新年の挨拶に代えて。に追記して新しいカバーのお知らせ
2021年02月13日
少し遅れましたが、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年ご縁があり制作した曲で、こちらではまだ紹介していないものがあったのでまとめておきます。

◆なゆたあく「チョコレイトのゆくえ」
作曲をさせて頂きました。「pale blue」というCDRに収録されております。配信はされていないと思うので、聴いてみたいという方は、下記サイトよりご購入ください。僕の曲を、というよりあくさんの歌とteoremaaさんのアレンジを是非聴いてほしいです。めちゃかっこいいので。
https://noonayuaku.base.shop/items/34323619

◆テレパシー・モーニング「ルミナスレミニセンス」
テレモニさんの2ndシングル「ルミナスレミニセンス」のタイトル曲と、カップリング曲「ねがい」の作・編曲をさせて頂きました。女性ユニットならではのユニゾンや掛け合いができて嬉し楽しでした。最近、メロディや語りやラップをシームレスにする曲、というのを考えていて、ほんの少し実践できたかな…??という感じ(実際、朗読・ラップパートはゆえにさんに丸投げ状態でしたが…)。お二人の歌声もそれぞれ特徴があってとてもいいです。各サービスで配信しているので、是非聴いてみてください。MVも素敵です。



♪配信はこちら
https://linkco.re/m4M865UC?




――と、1月8日時点で上記までを書いて、下書きに保存したままでした!!!!以下追記となります。

先日、アインシュタインズ名義では久々の曲――カバーではありますが――をアップいたしました。
曲は、伝説のコント番組「ごっつええ感じ」内のキャラクター、エキセントリック少年ボウイオールスターズによる、「ああエキセントリック少年ボウイ」です。今回、原曲の雰囲気を出したくて志村が個人的に好きなボーカリストの方たちにコーラスをお願いいたしました。特にラストの大サビが壮大な感じになり、コーラスの依頼を快諾してくださった皆様には感謝してもしきれません。日々の生活のよすがになれば幸いです。是非聴いてみてください。

♪SoundCloud


♪YouTube


コーラスでご参加いただいた皆様の作品も、併せてチェックしてみてください。
愛ゆえに (テレパシー・モーニング)
https://twitter.com/iue_ni​
https://twitter.com/telepath_morn

unmo
https://twitter.com/_unmo_
https://uunmoo.tumblr.com/

高野ユニコ (NECO ASOBI)
https://necoasobi.wixsite.com/officialwebsite
https://youtu.be/ozdwWvo5Xyk

ぽわらみう
https://soundcloud.com/powaramiu
https://twitter.com/powarapoo


ああ 明日になんかならなきゃいいのにー



(アルベルト志村)
094. 作曲のお知らせ。「100年 / 鳥居」
2020年04月16日
時流に乗って、これからはnoteにテクスト書いてオシャの仲間入りや!と意気込んでアカウントを取得してから早9ヶ月が経っていました。運営からの通知で気付いた、noteを始めて9ヶ月記念!と継続利用を謳うバッジが虚しく光ります。これまでいくつかまとまりのない文を書き散らし下書き送りにしたのみ、他の記事の閲覧は全くと言っていいほどしてこなかったのですから。お知らせすることができて、さぁいよいよnoteに記事を上げる時がやってきた…オシャの仲間入りや!と鼻息荒くぽちぽち文をしたためていた途中で不意に、やっぱnote怖い…と思ってしまい、結局ブログに書くことになりました。今後、何とか頑張ってnoteにテクストをアップしてオシャになりたいです。

歌人の鳥居さんという方と曲を作りました。

「100年」というタイトルで歌詞は鳥居さん、作・編曲は志村。短い曲の予定だったので作る際、念頭に置いていたのはNHKの「みんなのうた」。メロディーは50分くらいで出来て、アレンジの方向性も同時に思い付いていました。なので割とデモのまんまです。基本的に暗くて女々しい曲しか作れないので、明るい感じ(当社比)の曲ができて良かったです。1分ちょいなのでサクッと聴いてもよし、繰り返し聴いてもよし、それぞれ楽しんでいただけたら幸いです。


(アルベルト志村)
093. リボン
2019年02月17日
まだまだ寒い日が続いております、いかがお過ごしでしょうか?アインシュタインズです。
少し久々となりました新曲「リボン」をSoundCloudにアップいたしました。



切なくてかわいい感じ、志村的に歌詞もとても気に入っているとのことです。

また今回は各サブスクリプションにて配信もしております。
皆様の環境にあった方法で聴いて頂けると幸いです。
下記リンクより各サービスへアクセス可能です。
https://linkco.re/8601ZEv0

TBSラジオで放送中のライムスター宇多丸さんがパーソナリティを務めている番組「アフター6ジャンクション」内で、2月14日に行われた「バレンタイン・キッス」リスナーカバー企画にて志村の楽曲が採用されました(応募数は……でしたが)。radikoのタイムフリーで聴取可能ですので、ご興味ある方は聴いてみてください。
アフター6ジャンクション(2)【スタジオライブ】など | TBSラジオ | 2019/02/14/木 19:00-20:00

よろしくお願いいたします。


(アインシュタインズ)
092. and FRANNY - 逆光 (feat. まゆぱす)
2018年12月20日
お久しぶりです、志村です。気付けばすっかり寒くなって、もう完全に冬になってしまいました。
さて、僕の個人名義である、and FRANNYで新曲を発表いたしました。「逆光」という曲です。



ボーカルはまゆぱすさんにお願いいたしました。可愛い声なのですが、主権は女の子にある、というイメージにぴったりで、セリフも一発でばっちり決めていただきました。
是非、まゆぱすさんがボーカルをされている他の曲も聴いてみて下さい。個人的に「みみぴょん♡わーるど‼︎」が最高です。
Soundcloud https://soundcloud.com/r_mps 
Twitter https://twitter.com/_rmps

曲的には、ネオ渋谷系を意識して、今まで僕が作った曲では全く使ってこなかったアコギを録音して使ったりなど、我ながらポップです。近年はまっている、木管も入れいます。細かいことを言うと、Aメロ中、フレーズの頭で同じメロに違うコードをのせているところや、Bメロのコード進行や、サビの8小節×3という構成など、結構うまくはまってるな!ようやっとる!と思います。
歌詞では、カメラのテクニック的に女性は逆光で撮るといい、というのがあって、それはもちろん踏まえているのですが、被写体である女の子から後光が差している、とか存在が眩しくて直視できない――恋ですね、要は――というようなイメージも込めています。前述しましたが、被写体である女の子が撮影者である男の子を実はコントロールしている、一般的な撮る者・撮られる者の立場の逆転が二人の関係性に重ねて表すこと出来ていればいいな、と。

冬晴れの商店街や公園をぶらぶらデートするイメージで聴いて頂けると幸いです。そんな青春が送りたかったです。

(アルベルト志村)
091. きっかけ
2018年05月09日
去る4月29日、流通センターで行われたM3に参加いたしました。今回新譜の予定はなかったので(あとわざわざブログを書くのも面倒だったので…)、こちらでは事後報告となりましたが、ブースにお越しいただいた皆様ありがとうございました。大体2日前ぐらいから喉が痛み出して、前日には咳と鼻水が出始めるという、はからずもM3に向け完璧なコンディションを仕上げてしまい、周りの方に大変な迷惑をかけてしまったのではないかと申し訳ない気持ちです。
余談ですけど、28日にLampのライブを見に行った際、ライブ中あと一歩で気分が悪くなる、というつまり"気分の悪さ"がそこにあるのを意識でき且つ我慢しているギリギリの状態が続いていたりして、それはつまり気分が悪かったともう言えると思うのですが(途中、目の前で倒れたお客さんもいましたし、帰り際、調子悪くなっちゃったよ~と話している方もいました。なんかあったんですかね?)、あまりライブに集中できなくて、体調悪い時に外出るのは良くないとしみじみ実感した次第です。

話変わりまして、久々にカバーを制作いたしました。
アインシュタインズ - きっかけ (乃木坂46)



すっかり坂道を転げ落ちている志村の趣味全開で、乃木坂46「きっかけ」をカバーいたしました。ついにこんなの作っちゃう時が来たか~という感じです。坂道のカバーコンピを作ってみたいな、と思いましたが、知り合い――坂道が好きな知り合い、そもそも曲を作っている知り合いがいないのでこちらは早々に諦めました。
「きっかけ」は歌詞もメロディもとても素晴らしく――個人的にJ-POP史に残る屈指の名曲だと思っています――普遍性があります。アイドルだから、乃木坂だから、秋元康だから、というレッテルやバイアスなしで聴いてほしいな、と思いながら作りました。個人的に落ちサビ前のBメロがとても好きで、このパートを聴く度に泣きそうになります。ライブでも「きっかけ」が歌われると、その時のシチュエーションやメンバーに自ずと特別な意味が付帯されて様々な感情が呼び起こされます。少しでも興味を持っていただいた方には、是非オリジナルも聴いていただきたいな、と思います。

↓こちらはYouTube



(アルベルト志村)
090. 「meme」「お彼岸 EP」各サービス配信開始のお知らせ
2018年01月27日
こんばんは、寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
そんな日のほんの慰みになれれば、幸甚の至りです。
というわけで、2ndアルバム「meme」、「お彼岸 EP」が国内外各サービスより配信開始しております。
iTunes、Apple Music、Google Play Music、Spotify、AWA、LINE MUSIC、レコチョク、MORA、Amazonなどなど…
ご購入、ストリーミングができます。皆様が普段ご利用しているサービスにて、我々を見つけて頂けたら幸いです。

また「お彼岸 EP」のハイレゾ音源を、OTOTOY、MORA、レコチョク、e-onkyo musicなど、ハイレゾを取り扱っているサービスよりご購入頂けます。

どうぞよろしくお願いいたします。

meme (iTunes)
https://itunes.apple.com/jp/album/meme/1340640653

お彼岸 EP (iTunes)
https://itunes.apple.com/jp/album/%E3%81%8A%E5%BD%BC%E5%B2%B8-single/1340643556


(アインシュタインズ)
089. 謹賀新年
2018年01月01日
2018.01.01

旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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(アインシュタインズ)
088. 2017年を振り返る(極私的)
2017年12月27日
 これは2017年のベストアルバムだとか、そういった類のテクストではない。タイトルにもある通り、極私的なものである。
 
 2月の下旬――チケットを確認すると25日、土曜日だった――その日は僕にしては珍しく予定が2つ入っていた。
 午後3時くらいだったか――記憶が定かではないが(今後こういった表現が頻出する。もう10か月も前のことなので)、待ち合わせ場所である新宿駅南口で、柱にもたれバスタ新宿をぼんやり眺めていると、1つ目の予定であるお茶の相手から、時間に遅れると連絡がきた。陽があったのでとても外にいられない寒さではなかったような気がする。なおもどこを見るとはなしに見て待っていると、僕のすぐ近くで通りがかりの若い女性に声をかけている男がいた。耳に入ってきた二人の会話から、どうやらストリートスナップのようで男はモデルがどうとか話している。二人は道路際の柵まで行き、男が女性の写真を撮り始めた。僕が見るに、その女性の服装は別段個性的でも洒落てもなかった。彼はいかがわしいスカウトだったのかもしれないし、彼が撮ったスナップは本当に雑誌やネットに掲載されたのかもしれないし、ボツになったのかもしれない。彼女は何かツボを押さえたファッションだったのかもしれない。何となく僕は虚しい気分になっていた。
 やがてお茶の相手が来ると挨拶もそこそこに喫茶店へ向かった。確か行く店をあらかじめ決めていたような気がするが、そうではなかったかもしれない。少し道に迷ったのは覚えている。喫茶店に着くも、その日は土曜、時間もちょうどお茶時だったせいだろう、店内は客で一杯だった。喫茶店は諦め、僕は以前、知人と来たことのあるカフェを思い出したので、そこへ向かうことにした。しかしそのカフェも満席で――小さい店なので致しかたないが、店の外にある階段には入店を待つ客の列ができている始末である、諦めざるを得なかった。どこか入れる店はないかと探す中、僕は“いつもこうだな”と自嘲気味に思っていた。僕が人と会って行こうとする店は定休日か満席なことが多い。ちゃんと下調べをしろよ、予約しろよ、という簡単な話なのだが、とにかく間が悪い。最終的にハンバーグが売りのファミレスに落ち着いた。僕はナゲットだとか軽いものを頼んだはずだ。気を許していない・慣れていない場所や人の前だと、ちゃんとしたご飯が食べられない。相手はハンバーグを注文していた。
 お茶の相手は楽曲や映像を作る人で、音楽や制作の話に終始したと記憶している。その方が以前制作した映像作品も見たことがあり、作ろうと考えていたMVのイメージに合うと思っていた僕は、「みつけて未映子さん」のMV撮影・監督をお願いした。

 夕方になり解散すると、僕はWWW Xで行われるLampのライブを見るため渋谷へ向かった。最前列で見る気は無かったので、19時開演のギリギリ前に着くように時間を調整していた。物販を買い会場に入ると、中は既に満員の人で溢れており、果たして僕はほぼ最後列で見ることとなった。しかしステージを見るのに全く問題はない程、ライブハウスは距離が近い(欅坂・乃木坂等の大規模なライブに行くようになった今、改めてしみじみと思う)。
 BGMが止み、ほどなくしてメンバーが袖から現れると、ライブは始まった。
 Lampのライブは初めてだったが、セットリスト、アンコールまでとても素晴らしく(MCもゆるくて面白い)、あっという間の2時間だった。
 良いライブを見た充足感に満たされたまま、僕はすぐ近くに開かれた出口の扉へ向かった。いざ扉から出ようとした時――何の気なしに、である、一斉に外へ出ようとした人の波で少し歩みが遅くなり止まりかけた僕は、何の気なしに横を見た。すると人混みの中、一人の女の子が目に入った。お互い「ん?」という感じで3秒くらい無言なまま目が合った。それは何とも形容のできない間だったが、やがて彼女は「あ!」と了解したように笑顔になり、僕もきっと同じように顔を崩していただろう、お互いが誰であるのかを認識した。それはおよそ2年ぶりの再会だった。
 彼女とは2015年まで、たまに会って話などをしていた。当時、彼女も曲を作っていて、僕はその曲をどれも気に入っていた。共通の好きなアーティストがいくつかおり、その中にLampがあった。僕がこの日、新宿で思い出したカフェは、以前この子と行って話をした店だった。
 ある時、彼女は曲を作るのをやめてしまった。 “曲を作っている”という大きな共通点を無くしてしまい、どう関係性を続けていけばいいのだろうと思ったことは一切なかった、と言えば嘘になる。そもそも話すようになったきっかけが、お互い曲を作っていることだったからだ。ただ、単純に彼女のする話は面白かったし、今まで通りたまに会って話ができればいいなと思っていた。しかし、上記のようなことをほんの僅かでも考えてしまいがちな低いコミュニケーション能力も相まって、僕は空回ってしまった。それから、彼女と会うことも連絡を取ることもなくなっていった。
 久々に会った彼女は「絶対来てると思った」と繰り返し言っていた。僕も“もしかしたら来てるかもなぁ”と思っていたが、例え同じ会場にいたとしても会えるとは微塵も思っていなかった。ライブ後の高揚感と驚きがない交ぜになった妙なテンションで頭が回らず「びっくりした!来てたんだ」としか僕の口からは出なかった。彼女はライブ開演後、少し遅れて来たと言っていた。やっと「元気?」と聞けた。通路の端で立ち話のような形になり、軽く近況も話した気がするが、曲は今も作っていないのかどうか、ずっと気になっていたことだったが、聞けなかったし聞く気も起らなかった。申し訳ないと思っていた、とも言うべきか瞬間頭をよぎったが野暮に感じた。それら全てが、今の状況に水を差してしまいそうだった。彼女は以前とはどこか雰囲気が違って見え、元気そうなことがただただ嬉しかった。僕たちは恐らく10分と話していなかったと思う。話したいことや聞きたいことは確かにあったが、その時、僕は何だかすぐに立ち去ってしまった方がいいような気がしたのだ。彼女が「他にも知り合いが来てるみたい」と言い誰かを待っているような感じもしたので、あまり長く話しているのも悪いなとも思った。僕は人との別れ際が苦手なタイプなのだが、久々に会ったのにもかかわらず、自分でも驚くほどにあっさりと「じゃあ俺は帰るよ」と言って別れた。「またアルバム作ってるんだ。良かったら聴いて」と宣伝までしていた。帰り際にLampのメンバーから、物販を買った人向けのサイン入りカレンダーを貰った。「凄くよかったです!」と興奮気味にライブの感想を伝えた。
 ライブハウスから渋谷駅へ向かう途中、僕は“こんなことあるんだ、何て偶然なんだ”とずっと思っていた。最後に会って以来、ずっとどこか引っ掛かっていた彼女の存在だが、元気そうな様子に、とにかく安心したのだった。そのことをひたすら反芻していた。
 彼女はこの日のことをどう思ったのか分からないし確認しようもない。何故なら、久々の再会を期してから現在に至るまで――今まで通り、と言えよう、連絡は全く取っていないからだ。

 「みつけて未映子さん」のMVを作ろうと思い、どうしようか考えた時、実はこの子のことがイメージ――あくまでも漠としたものだが――としてパッと頭に浮かんでいた。当然だが、それはあくまでも僕が思う表層的、MV向けにチューニングされたモデル像であって、彼女の本質的なものではない。僕の理想や妄想も混ぜ合わせたイメージを構成する、一つの小さな要素だ。
 6月に都内でMVの撮影をした。出て頂いたモデルさんや監督さんのおかげで素敵なMVになった。

 12月13日、Lampのライブがあったので見に行った。季節はまた冬になっていた。渋谷から京王井の頭線に乗り継いでライブハウスがある新代田駅で下車した。やはり開演時間に合わせて行ったため、会場内は既に人で埋め尽くされていた。偶然にもライブ会場で会う、という経験を2月にしてしまっていた僕は、Lampのライブだし今日も彼女が来ているかも、ということを明らかに意識していた。積極的に探して回るようなことはさすがにしなかった。
 同じことの繰り返しになるが、ライブはとても素晴らしかった(「さち子」「最終列車は25時」は白眉!)。
 終演後、次に行われるライブ(新作となるアナログの先行発売もある!)のチケットを販売するというので、絶対に行きたいと思った僕は列に並び、無事購入すると、それ以外何の出来事もなく帰路についた。結局、この日のライブで彼女に会うことはなかった。そもそも来ていたのかどうかも分からない。2月のようなことが都合よくまた起こるわけがない。そんなものである。帰りの電車内でツイッターを見ていると、何とMVに出演して頂いたモデルの方がこのライブに行く旨のツイートをしていて驚いた。是非挨拶をしたかったが遅かった。もっとはやくツイッターをチェックしておけばよかったと後悔した。しかし、まさかモデルの方が来ているとは思わなかった。
 MVとLamp。年末という特殊なムードも相まってか、奇妙な縁を感じざるを得なかった。何かは分からない、とにかく何かが円環となって閉じた。そんな気がした。今年の2月の出来事が今まで連なって、年の瀬の
この日のライブをもって帰結した――何とも僕らしい肝心なところを決められない、締まりのない納まり方で。僕は寒空のもとLampを聴きながら帰った。


(アルベルト志村)
087. 「お彼岸 EP」通販のお知らせ
2017年10月30日
 29日に行われたM3は無事に終了いたしました。これは言葉通りの意味もほんの少し含まれていて、あらかじめ送っておいた荷物を設営の際に開けようとしたところ、何故か段ボールにゴキブリがついており――どこから、いつヤツが来たのか全く分かりません――しばらく「かくかくしかじか」の入った箱の周りを這っていました。全く我々のブース、箱から離れようとしなかったので会場のスタッフさんに助けを呼びましたが、よく考えればスタッフもボランティアの方です、ゴキブリに対する免疫は一般的な感覚と同じだと思います。対処に若干戸惑っていらっしゃいましたが、駆除してくださいました。某野球チームののユニフォームを着ていてとても良い方でした。初めてこういったイベントに参加したというのに、何という出だし、仕打ちなのでしょうか…。
 しかしその後は特にトラブルもなくイベントを”無事”終えることが出来ました。お足元の悪い中、ブースに来て頂いた方々に感謝申し上げます。作品を聴いて頂けたら作者冥利に尽きます。

 ということで、この度制作いたしました「お彼岸 EP」の通販を開始いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

copipe recordsオンラインショップ

お彼岸 EP / アインシュタインズ
cpp004
2017/10/29
¥500

1.あくま
2.シン・こQ
3.彼岸 (single ver)

mastering : chihei hatakeyama




(アインシュタインズ)