069. Dec_16 part 1
2016年12月22日
 今月は色々と出向くことや出来事があり、更にはこれからの予定もあるので――まるで今年の印象を終わり良ければすべて良し、と帳尻を合わせるかのように、あるいは一種の躁状態の発露のように――、記録がてら時系列に書いていこうと思う。
 また今月――というか今年までに制作した曲がいくつかあるので、これも後で別記事にまとめてお知らせしたい。

 12月3日。この日のぼくはパソコンを前に、にわかに緊張していた。11月下旬に発表された、欅坂46がクリスマスに行う初ワンマンライブのオフィシャルチケット先行申し込みに見事としか言いようがないほど落選した僕は、12月3日の一般発売のチケットに賭けていたのだった。一縷の望みを託しディスプレイを見つめていたわけである。チケット発売開始時刻の少し前から当該ページにアクセスしてみると、おなじみの”アクセスが集中してページを開けません。時間を置いて再度アクセスしてください”といった白地に文字だけの簡素な画面が続いて、やっぱり厳しいよな、ダメか…、と思った。およそ10分ぐらい更新――F5キーを押し続けると、何と公演詳細のページに進めたのである。しかし無常にも3公演全てチケットは完売していた、かに見えたのだが、ステージサイド席にまだ空席があることを示す○のマークが表示されているので、一気呵成に友人の分も含めチケットの申し込みをしたのである。ここからぼくは神か天か先祖か運か何か分からないが、とにかく超現実的、超常的な人の力はもう及ばない領域へただただ祈るのみとなった。申込み→祈る→チケットを用意できませんでした、の表示→残席の確認→申し込み、を繰り返した。何度目かのトライで、今まで見なかった表示のページが現れ注意深く観察すると、チケット代金の支払い詳細のページへ進むことが出来たのであった。震える指を深呼吸と落ち着けという己への呼びかけで押さえながら申し込みを完了させたぼくは、願いが眼前で成就されるあの得も言われぬ瞬間――しかも、勝ち取った、という充足感を伴って――、これまで極限まで撓められた緊張と不安、先行で落ちた悲しみ、一般もダメだった時の悲観的観測の反動を利用し最大値まで高められた安堵と歓喜の中にいたのである。思わず笑みがこぼれていた。最近デレステのガシャをひいても普通のレアしか出てなかったから、運の貯金――貯運とでもいうべきか――が出来ていたのだ、などと考えていた始末である。(ちなみ今更ながら補足的に説明しておくと、3月に放送された「デビューカウントダウンライブ」をたまたま見て以来、ぼくは欅坂46にどっぷりとはまっている。)

 12月7日。「乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 ~アンダー単独公演~」を見に武道館へ友人と行ってきた(またアイドル、しかも坂道シリーズの話!)。一人だと心細いから一緒に行くのなら、と友人はチケットの申し込みをしたわけだが、何と奇跡的に――これは大袈裟でも比喩でも何でもない思う――チケットが取れたのだ(ちなみにライブは12月6日の選抜単独公演から始まり、選抜とアンダー交互にライブをやった後、新たに加入した3期生がお見立て会というライブを行い、武道館で5日連続公演をした)。乃木坂のチケットの当落は、上に記した欅坂のオフィシャル先行申し込みよりも前に発表されていたため、Xmas Showのチケットが取れた時点でまさか欅坂のライブにも行けるとは思っていなかったのだが…。後に友人に聞いた所、他の日の選抜・アンダー公演のチケットも申し込みをしてみたが、案の定取れなかったとのこと。
 武道館へ向かう地下鉄車内で、ぼくの隣に座った男二人組が「川後が…」と話しているのが聞こえてきたので、彼らも乃木坂のライブを見に行くことが窺い知れ、徐々に気分が高まった。誰かを待っている風な人が散見される九段下駅で友人と落ち合うと、この日の乃木坂のライブに行ける喜び、そして欅坂のチケットが取れた喜びを開口一番話した。武道館の外も中も人で一杯である。それぞれがペンライトを持ち、推しメンのタオルを首に下げている人も多く見られた。
 さてライブだが、端的に言うと超楽しかった。これに尽きる。特に企画として行われた「全員センター」はとても良かった。てっきりこの日で16人全員披露するのかと思ったら、翌々日のアンダー公演2日目と分割だったようで、ぼくが乃木坂で一番好きな絢音ちゃんのセンターを生で見れなかったのが心残りと言えば心残りではあるが…。ライブ中、興味深く感じたのは、曲中や曲の終わりにそれぞれのファンが両手にペンライトを持っているが故に拍手が起きない点である。こういうアイドルのライブは初めてだったので、文化の違いを感じた。拍手をするとかえって浮いてしまうので、したくても出来ないもどかしさ。あっという間の2時間半だったが、ライブの最後、アンダーセンターである寺田蘭世のMCには感動した。
 武道館から帰る際、道端でチラシを配っている女の子がいた。どうやらアイドルをやっている子らしい。後で知ったことだが、彼女が所属するグループで乃木坂3期生に入った子と欅坂の鈴本がかつて活動していたらしい。色々とつながっているのだなと感じた。友人と夕飯を食べつつ乃木坂・欅坂談義に花を咲かせたが、俄然欅坂のライブが楽しみになったのは言うまでもない。

 12月11日。ぐるぐるTOIROというライブ――というかフェスというかイベント?を見にさいたま新都心へ。主な目的はフリースタイルダンジョンに出ているラッパー3人――R-指定(Creepy Nuts)、DOTAMA、サイプレス上野(みな敬称略)だが、他にも少し気になるバンドが出るので友人を誘い行ってきた。去年も見に行きたかったのだが行けず、今年初めてとなる。話はだいぶ前後するが、このライブに友人を誘った時点では、まだ欅坂はワンマンライブを発表していなかったし乃木坂のチケットに関する話もしていなかった――と思う――ので、12月のライブ予定はこれのみだった。電車で向かう途中、車窓からSSA付近に行列ができているのが見え、お、こんなに人来てるの?!と思ったが勘違いであった。改札を出て友人と合流しSSAの前を少し回ってみたところ、夕方から浜田省吾のライブがあるらしいことが分かり、ぼくが見たのは恐らくその物販に並ぶ列だったと思われる。目的のTOIROに着くと、その文化祭感・規模感に内心驚きを感じたのは否めない。開場時間の割とすぐに後に着いたせいか人もぱらぱらとしかいなかった――その様子に興行的に上手くいくのか、余計なお世話だが心配になったりもした。とりあえず出直そうということになり、しばらく周辺施設を見てうろついた後、TOIROに戻った。ライブ自体はかなり盛り上がり、間近で見ることも出来て大変満足であった。DOTAMAのライブ後、物販にFragmentのお二人の姿が見えたので、術の穴のコンピレーションに参加して以来、挨拶をする機会がなかったため、今しかないと思い挨拶をさせて頂いた。
 6、7時間立ちっぱなしで大きい音を浴び続け更に各アーティスト全力のライブをそれこそぶつけられるように見たため疲労困憊だった。明日は耳鳴りでまともに曲作れないかもな、と思った。集客の面では若干の寂しさを覚えたが、刺激的なイベントだったので今後も続けていって欲しいものである。


(アルベルト志村)
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